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「ゆとり教育世代だから、こんな社員教育しましょう」

とか、誰かが言ってた。僕は、すごい悲しくなりました。

別に「ゆとり教育世代」という言葉自体はどうでもいいのですが 、
世の中あまりにも色々と括ることばかりに夢中ではないか。

◯◯系とか、◯◯世代とか、◯◯族とか。
あと、新しい公共とか、社会起業家とか。

括ることで僕らは社会や世界を理解をするし、ものごとはスムーズに運ぶ。
ものを売ったり、その方法も、上手に括ることで成立していく。

新しい「レッテル」が生まれると、それでたくさんものごとが動くからいいのかもしれないけど、
人間は、人間そのものでいて欲しい。
ワケのわからない存在が、人間だと思う。

でも、やっぱり世界を理解したいから、言葉で括る。
でも、その瞬間に、一番大切なものが失われる。
ただ、括らないと、世界は混沌になっていく。
括らないと効率的にコミュニケーション出来ないから、大変。

でも、括るってことは、肩書きや条件や損得に結びつく。
いやらしさに通ずる。エゴだす。
括ると同時に自他を分ける境界線が生まれるから。

そう。

人間を、人間として扱えない。
人間が、他の人間を愛せない。

もしも今がそんな世の中なら、その原因はきっと「くくることば」だと思った。
思ってみても、どうなるものでもありませんが。

括ってもいいのはさ、腹だけでしょう。

親愛なる、激レアな読者のみなさま。
いつもありがとうございます。
みなさまが、ナニモノにも、括られませんように。