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Home > BLOG | 図書館Pへの道 > あの「獣の奏者」衝撃の続編、

あの「獣の奏者」衝撃の続編、

Ⅲ巻Ⅳ巻緊急同時発刊、そして完結へ

この夏最大の事件だ!そう言い切りたい。

闘蛇編

闘蛇編

王獣編

王獣編

発売情報サイト:http://shop.kodansha.jp/bc/books/topics/kemono/

今から発売予定の8月11日が待ち遠しくて仕方ない。
僕の中では、1Q84よりも衝撃の心突き動かされる事件なのだ。
今からでも遅くない、ハヤシネマと共に、壮大な世界観に
一緒に酔いしれないか?ネットで買うな、本屋へ走れ!!

世界に誇る、日本ファンタジー!

世界に誇る、日本ファンタジー!

2006年11月に「獣の奏者 I闘蛇編・Ⅱ王獣編」が発刊されてから、
読書好きの中では、常に話題を読んできたこの作品。
僕の本の師匠である北上次郎氏も最高級の絶賛をしており、
僕自身読書ブログでも書いているが、2巻で終わって欲しくないと
強く願っていた。
2007年にアニメ化の話が持ち上がり、NHKで「獣の演奏者・エリン」と
名を変えて、2009年1月から一年間(全50回)絶賛放映中である。

■アニメ版 獣の奏者エリンの公式HP
http://www3.nhk.or.jp/anime/erin/

壮大な物語、圧倒的な世界観で迫る

壮大な物語、圧倒的な世界観で迫る

アニメの方は、昨年同じくNHKで1年放映していた「精霊の守り人」に比べ、
「平成のハイジ」を目指す、子供も大人も楽しめる創りをしている。
(個人的には「守り人」の方もすっごく良かったと思っているが)

だが、果たしてどれくらいの人が読んで、観てくれているだろうか・・・。

作者の上橋菜穂子さんは、常に良質の本を書き、
数々の文学賞を受賞する真の実力派作家でありながら、
残念なことに一般には、なかなか知られていないような気がする。

児童文学とか、ファンタジーというジャンルでの偏見から
その現象は起きているのか。それとも、今の日本は、本当に
「良いものが、ちゃんと流通する世の中ではない」からなのか。

ケータイ小説やYOSHIのような、クソみたいなもの(失礼っ)が
巷で安易にはやってしまう風潮がありながら、である。

最近は、児童文学界からブレイクした作家が、活躍しているケースも多いのは、
周知の通りで、そもそも、児童文学界(歴史・時代小説も同様)は
新人としてデビューする門戸が狭く、よほどの実力者でないと生き残れない現状なのだ。

だからこそ、近年のあさのあつこ(バッテリー)、森絵都(直木賞)、
佐藤多佳子(一瞬の風になれで本屋大賞)などなどが活躍するのも頷ける。

また更に、上橋菜穂子さんは、ファンタジー作家としても、
絶大な人気を誇る、小野不由美(12国記シリーズ)さんや
荻原規子(空色勾玉シリーズ)などと並んだTOP作家でもあるのにだ。

90年代から、世界中でヒットし続けている「ハリーポッター」シリーズ、
それに全く劣らない、いやそれに勝る素晴らしい世界観を見させてくれる
この上橋ファンタジーは、今後「精霊の守り人」シリーズ全10巻と共に、
この「獣の奏者」シリーズも続々と世界中で発売されていく予定。

いかに「ハリポタ」や「指輪物語」が名作であろうと、
それは母国語として心の底から楽しめない。

そんな中、これから世界ブレイクしていくであろう、
この上橋ファンタジーを母国語で、しかもリアルタイムで楽しめることは、
幸せという言葉以外ないだろう。
(世界中でベストセラーの村上作品も、僕は同様な想いをもっている)

探求編 

探求編 

そして完結編!読み終えたくない

そして完結編!読み終えたくない

以下、以前書いた僕の読書ブログから、感想文を転載します。

「獣の奏者~闘蛇編~」★★★★★
上橋菜穂子 著 講談社刊 (2007年読了)

「ナウシカ以来の名作!」
まさにそうだと思う。最近あまりファンタジーを読まない僕だが、
ファンタジーいいよ!すごいよ!そんな自分にびっくりした。

日本人は、日本人が書いた日本語のファンタジーが肌にあう。

「獣の奏者」は、闘蛇編と王獣編で描かれている。
決して人に慣れることのない猛獣と少女の物語。
ⅠとⅡで終らせてほしくなかった一大スペクタクルな世界観だ。

少女エリンの出生は秘密にされたまま物語は進む。
そして僕が好きなのは、途中から実の親のように育ててくれる
ジョウンとのささやかだけれども暖かい日々の暮らしだ。

著者の上橋さんの言葉で、
「本当に怖いのは、(人のためにならない)人の善意だ」というのがある。
ほんとにそうだと思う。
世の中は、善意という名の悪や、正義と正義の戦いに満ちている。
世界中で終ることのない戦争だけでなく、
環境への取り組みも、政治も経済も得体の知れない方向に
突き進んでいると感じることがたくさんあるように思う。

そんな中で、目に見えるリアリティだとか、
便利さやおしゃれ、本来の価値を超えたマネーゲームに
日々翻弄され続けてしまう怖さを感じてしまうのだ。

違和感と、言葉にすらできない確かな感覚。

映画でも小説でも、
ファンタジーには僕はそれらを超えるチカラがあると思う。
心と体の感じる「人の想い」は、
最大限の渦と化したときに、カタチとなって現実化するのだ。

僕は普段映画を創るときに、
そういった見えないチカラを
「映画の神様が降りてきた」といっている。

普段、現代本やノンフィクション、
マニュアル本ばかり読んでいる人にも、
是非、本や映画のファンタジーに触れてほしいと思う。

その「魔法」というべきものは、
僕らのすぐ傍にいつも「ある」のを感じてほしい。

為になるか、ならないか、
それは、自分の中に眠る「心」次第なのだから…。

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